タワレコがDG&Deccaボックスをセール、バーンスタイン、リヒター、カラヤンのBlu-ray Audioあり

年の瀬を迎えて、なんとなく高音質盤の予約もひと段落した感があるこの頃ですが、タワーレコードが〈ドイツ・グラモフォン&デッカのBOXセール〉を開催しているのでお知らせします。

全54タイトルのうち、バーンスタインやリヒターなど人気だったBlu-ray Audioもいくつか含まれているので、この機会にチェックしてみてください。

すでに持っている方はセール価格に複雑な思いでしょうが(^-^;、CDボックスでもいいものがあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。セールのうち、ここではBlu-ray Audioを含むセットを紹介します。加えてSACDラボ♪♪が気になるCDボックスも掲載してみます。

セール期間:2018年12月5日(水)〜2019年3月24日(日)10:00まで。

Blu-ray Audioを含むセット

バーンスタイン:Beethoven: The Symphonies [5CD+Blu-ray Audio]

バーンスタインとウィーン・フィルによる全集。サラウンドも収録。SACDラボ♪♪レビューはこちら

カール・リヒター/J.S.Bach: Sacred Works Deluxe [11CD+Blu-ray Audio+4DVD]

リヒターのバッハ4大宗教曲。DVDも4枚付いています。

カラヤン/Wagner: Der Ring des Nibelungen

カラヤンとベルリン・フィルの『ニーベルングの指輪』全曲。

カラヤン/ Strauss (The Analogue Recordings) [11CD+Blu-ray Audio]

カラヤンのR.シュトラウス録音。CDが11枚。Blu-ray AudioにはCD1からCD6までの曲をリニアPCMで収録。

ルチアーノ・パヴァロッティ/The Complete Opera Recordings [95CD+6Blu-ray Audio]

パバロッティのDecca録音のオペラを全て収録。101枚のうち6枚がBlu-ray Audio

SACDラボ♪♪が気になるCDのみのボックス

以上

ティーレマンの『2019ニューイヤー・コンサート』がアナログ・レコード3枚組でも発売

クリスティアン・ティーレマン / ニューイヤー・コンサート2019 【3LPレコード】
Tower Records

クリスティアン・ティーレマンが初登場するウィーン・フィルの2019年ニューイヤー・コンサート。CDや映像ソフトで出ることは以前お知らせしましたが、アナログ・レコードでも発売になる模様です。LP3枚組で発売は2019年2月15日。

収録される予定曲はすでに発表されていて、ショップで確認できます。

今回のコンサートで初登場となる曲は、ツィーラーの「シェーンフェルト行進曲」、ヨハン・シュトラウス2世の「特急ポルカ」、「エヴァ・ワルツ」、エドゥアルト・シュトラウスのポルカ・フランセーズ「オペラ座の夜会」とのこと。

日本人にとっては馴染みの薄い曲もあるかと思いますが、そこはニューイヤーコンサート。雰囲気はいいものですので、それをアナログ・レコード3枚にわたって聴くのはオツなものかもしれません。タワーレコードのお値段も3枚組にしては5千円台とグッドなのではないでしょうか。

あとやっぱり映像でしょうね。映像ソフトやCDも以下のとおり出ることになっております。

ブルーレイとDVD

国内盤 ブルーレイ
Tower Records 予約ポイント10倍
Amazon

輸入盤 ブルーレイ
Tower Records

輸入盤 DVD
Tower Records

CD

輸入盤 CD
Tower Records

以上

ガーディナーのPhillipsへのベルリオーズ録音がCDボックスで発売 DVD付き

ジョン・エリオット・ガーディナー / ベルリオーズ・リディスカヴァード 【8CD+DVD】
Tower Records

ベルリオーズ没後150年記念ということでベルリオーズの記事が多い今日この頃です。

これはCDですが、ジョン・エリオット・ガーディナーのフィリップス・レーベルへのベルリオーズ録音がCDボックスで発売。CD8枚にDVDが1枚付きます。

本作はガーディナーがフィリップス・レーベルに録音した演奏です。演奏団体はオルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティクのメンバー、リヨン国立歌劇場管弦楽団など。録音は古いものでは1967年。新しいもので1994年となりますか。

DVDには1993年、オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティクとの「幻想交響曲」と「荘厳ミサ曲」を収録。

ジョン・エリオット・ガーディナー / ベルリオーズ・リディスカヴァード 【8CD+DVD】
Tower Records

EXTONがDSD11.2MHz録音をアナログ・レコード化。小林研一郎&ロンドン・フィルの「展覧会の絵」

小林研一郎&ロンドン・フィル / ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 チャイコフスキー:スラヴ行進曲 【LPレコード】
Tower Records
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SACDでおなじみのエクストン(EXTON)ですが、アナログ・レコードの発売にも力を入れるようになりました。EXTONスタジオで使用している機材をカッティング・スタジオに持ち込んでのアナログ・レコード

DSD11.2MHzレコーディングを高品位にアナログ化するとどんな音になるのか。21世紀らしい新しいアナログ・レコードの楽しみかもしれません。

本作はアビイ・ロード・スタジオにて、小林研一郎がロンドン・フィルを指揮しての演奏。「展覧会の絵」が2017年録音、「スラヴ行進曲」が2013年録音です。

そのほかのEXTONのアナログ・レコード

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」/小林研一郎 、 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
Tower Records
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ストラヴィンスキー:「春の祭典」/小林研一郎 、 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
Tower Records
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以上

CD27枚組ボックス『ベルリオーズの作品全集』がワーナーから、世界初録音の「幻想」も含む

ベルリオーズ作品全集 【27 CD】
Tower Records

これはCDですが、ベルリオーズ没後150年ということで、世界初の『ベルリオーズ作品全集』が発売になります。これはベルリオーズの作品だけでなく、他の作曲家の作品をベルリオーズが編曲した作品までも含んでいるとのことで、CD27枚組となります。

リリースはワーナークラシックス(旧EMI)からですが、音源はワーナー以外の他社音源、ライヴ音源も借用、またこのボックスのための世界初録音も収録。現在まで発見されている作品を網羅しているそうです。ボックスの箱の絵やスリップケースはターナーの絵を使っているとのこと。

メインはワーナー(旧EMI)の音源なので、そこは有名な演奏家、有名録音も並びます。バーンスタインやアンドレ・プレヴィン、ノリントン、マリス・ヤンソンスなどなど。

加えてディスク27には、1924年のルネ=バトン指揮コンセール・パドルーによる「幻想交響曲」の世界初録音音源も、78回転SP盤から新規最新リマスターでの収録。

各ディスクの収録曲は、タワーレコードの方を見てもらえばわかる通り、かなりの量になります。ベルリオーズと言えば「幻想交響曲」だけではなく、「ファウストの功罪」とか注目すべき作品は多いですが、ここまで細かい作品を聴くことはなかなかできないでしょう。

ベルリオーズ作品全集 【27 CD】
Tower Records

古楽器合奏団“カフェ・ツィマーマン” のALPHA録音を集成したCD16枚組ボックスが発売

カフェ・ツィマーマンALPHA録音全集 【16 CD】
Tower Records

古楽器合奏団「カフェ・ツィマーマン」の、ALPHAレーベル録音を集成したCDボックス(16枚組)が発売になります。J.S.バッハをはじめ、C.P.E.バッハ、ヴィヴァルディ、そのほかリュリなどを収録。中には「ゴルトベルク変奏曲」などのようにチェンバロ・ソロも含まれています。

録音はいずれも2000年以降で、リュリの管弦楽曲集やC.P.E.バッハのハンブルク交響曲集など長く入手ができなかった音源も収録しているとか。

ちなみに、アンサンブル名の「カフェ・ツィマーマン」の由来は、18世紀、ライプツィヒにあったゴットフリート・ツィンマーマンのコーヒーハウスで、毎週テレマンが創設したアンサンブル「コレギウム・ムジクム」のコンサートが開催されて賑わっていたとか。

そのコーヒーハウスの雰囲気を継承すべく1998年に結成されたアンサンブルが「カフェ・ツィマーマン」というわけです。“ピアニストのツィマーマンが開いたカフェ”と勘違いしていたのはSACDラボ♪♪だけでしょうか(^-^;

下に参考音源としてYouTubeを載せておきます。

カフェ・ツィマーマンALPHA録音全集 【16 CD】
Tower Records

[CD]小澤征爾 15年ぶりのベートーヴェン“第九”録音が発売、水戸室内管弦楽団と

小澤征爾、 水戸室内管弦楽団 / ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫ 【Blu-spec CD2】
Tower Records
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これはCDですが、小澤征爾と水戸室内管弦楽団の『ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫ 』が発売になります。

小澤征爾にとって「第九」の録音は、PhilipsからSACDが出た2002年のサイトウ・キネン・オーケストラとの演奏以来、実に15年ぶりとなります。今回は残念ながらCDですが、水戸室内管弦楽団との第九もまた興味深いものがあります。

録音は2017年10月水戸芸術館コンサートホールATM。第3楽章と第4楽章がコンサートのライヴ録音。第1楽章と第2楽章はコンサートとは別に小澤征爾指揮でセッション録音したものです。コンサートでは第1楽章と第2楽章を別の指揮者が指揮したので、こういうかたちになりました。それもまた興味深く思いますが。ソリストと合唱は以下のとおり。

三宅理恵(ソプラノ)
藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)
福井敬(テノール)
マルクス・アイヒェ(バリトン)
東京オペラシンガーズ

小澤征爾、 水戸室内管弦楽団 / ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫ 【Blu-spec CD2】
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CD24枚組『ワンダ・ランドフスカの芸術』がタワレコでお安く

ワンダ・ランドフスカ / Legendary Harpsichordist -The Art of Wanda Landowska 【24 CD】
Tower Records

これはCDですが、ワンダ・ランドフスカのCD24枚組『『ワンダ・ランドフスカの芸術』がタワレコで45%オフです。数量限定特価とのこと。

本作はArs Novaからリリースで、ワンダ・ランドフスカのチェンバロ、ピアノ録音を収めたもの。

1923年、44歳のときのラッパ吹き込みによるモーツァルト「トルコ行進曲」から、1959年に80歳で亡くなる直前に録音されたバッハの「3声のインヴェンション」まで、彼女の録音を36年間にわたって収録。ランドフスカの代名詞とも言えるバッハのゴールドベルク変奏曲ももちろん収録。

ワンダ・ランドフスカ / Legendary Harpsichordist -The Art of Wanda Landowska 【24 CD】
Tower Records

ハンガリー弦楽四重奏団のCD12枚組ボックスがタワレコでお安く

ハンガリー弦楽四重奏団 / Hungarian String Quartet The Collection 【12 CD】
Tower Records

これはCDですが、ハンガリー弦楽四重奏団のCD12枚組ボックスセットが、タワーレコードで2千円台前半というお安さで発売になっています。

このCDセットは2016年にVeniasレーベルからリリースされたもの。1953年、モノラル録音のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集や、メンバーのゾルターン・セーケイが友人だったバルトークの弦楽四重奏曲全集を収録。これは1961年、ドイツ・グラモフォンへのステレオ録音で、同曲の名盤と言われていたものです。

ハンガリー弦楽四重奏団 / Hungarian String Quartet The Collection 【12 CD】
Tower Records

第二次大戦中のステレオ録音は驚きの音、 『ステレオ・テープ録音60周年CD』を聴いて

今日は新譜ではなく、また市販しているCDではありませんが、素晴らしいCDを聴いたので紹介します。

『ステレオ・テープ録音60周年CD(The 50th Anniversary of Stereophonic Tape Recording)』は、第二次大戦中にドイツでおこなわれていたステレオ録音を収録したCDで、1993年のAES第94回コンヴェンションで会員に配布された特性CDです。

第二次大戦中にナチス・ドイツが開発した録音技術は戦勝国にも驚きで、テープや機材はソ連に流れたことは有名ですが、それらのはモノラル。テープによるステレオ録音がおこなわれだしたのは1950年代というのがオーディオ界の考えでした。

しかし、なんと大戦中にドイツでは磁気テープのステレオ録音の実験もなされていました。このCDにはそのステレオ録音によるワルター・ギーゼキングや若きカラヤンの演奏が入っています。

3本のマイクによる収録

ドイツの帝国放送協会は放送用にテープによるモノラル録音を始めましたが、それとは別録りで、ステレオ録音が演奏者たちにも知らせずに実験としておこなわれたそうです。それをおこなったのがヘルムート・クリューガーというエンジニアで、CDのブックレットに写真が載っています。CD製作時には88歳。

このステレオ録音は驚くことに、50年代のコロムビアやRCAがすることになる3本のマイクでの録音なのだそうです。センターマイクの音はモニター信号を聞きながらエンジニアのクリューガーがコントロールして両チャンネルに振り分けたとか。こうしてステレオ・テープは2、3百本が録音されたらしいのですが、敗戦でソ連軍に持ち去られたか破棄されたそうです。

本CDに収録されているのはソ連軍からの返還や、ポーランドの野戦病院で発見されクリューガーの手元に戻ってきたテープによるものです。3曲収録されていて、ワルター・ギーゼキング、大ベルリン放送管弦楽団(アルトゥール・ローテル指揮)の「皇帝」、ワルター・ルッツェ指揮大ベルリン放送管弦楽団(?)のブラームスの「セレナード第1番」、カラヤン&ベルリン国立歌劇場管弦楽団のブルックナー:交響曲第8番の第4楽章。

想像以上に良い音の戦時中ステレオ録音

SACDラボ♪♪はオリジナルのCDではなく、知人の用意してくれたCD-Rで聴いたのですが、その音質の良さに驚きました。

クラシック・ファンならフルトヴェングラーなどの、戦時中のモノラル録音を聴いたことがあると思いますので、ステレオになったとしても「これくらいかな」とだいたいを予想すると思いますが、この録音はそれをはるかに超えるステレオ録音。

ベルリンの放送会館第1ホールでの、1943年と44年のステレオ録音ですが、音場が自然で深いです。

当時のモノラルとは別次元は当然としても、50年代のステレオ録音よりも自然感があるように思えます。60年代末のステレオ録音のような自然なプレゼンスと言ったらいいでしょうか。ブラインドで聴いたら「さすがにワンポイント録音は自然だね」と言ってしまいそうなくらい。ブラームスの「セレナード第1番」はさすがにヒスが感じられ、オンマイク気味ですがそれでも温かみがあります。

「皇帝」では高射砲の音も

「皇帝」ではピアノソロのとき、かすかに場外の高射砲の音が聞こえるのは、戦時中それも末期となった戦況をうかがわせます。

カラヤンのブルックナー第8番の第4楽章は金管がフルに鳴り響くところも伸びやかに収録されております。「皇帝」もそうですが弦の響も柔らかい。

このCDは市販ではないので手に入らないと思いますが、収録曲のデータはDiscogsというサイトに載っております。そのページのジャケット画像下の「より多くの画像」をクリックするとブックレットの全ページも回覧することができます。

よく「フルトヴェングラーが数年長生きしてくれたらステレオ録音が聴けたのに」という言葉も、運が良ければ可能だったのだと思い知ります。もしフルトヴェングラーの戦中録音がこの音で聴けたら、クラシック・レコード界はひっくり返ることでしょう。

非常に難しいとは思いますが、こういう音源こそ、どこかのレーベルにSACD化してほしいものです。


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